ライフライン取次サービスは導入すべき?メリットや注意点、ご入居者様の悩みを解説

引越しの際には、物件の契約や住所変更、引越し業者の手配など、短期間にさまざまな手続きが必要になります。

なかでも、電気・ガス・水道・インターネットといったライフラインは、新生活を始めるために欠かせない手続きです。



一方で、電力や都市ガスの小売全面自由化などにより、ライフラインの選択肢は広がっています。

選べるサービスが増えたことで、ご入居者様が手続きやサービス選びに迷うケースもあり、不動産会社様にライフラインに関する確認や問い合わせが寄せられることもあります。

そこで選択肢の一つとなるのが、「ライフライン取次サービス」です。

本記事では、ライフライン取次サービスの仕組みや導入するメリット、注意点、導入が向いている不動産会社様の特徴について分かりやすく解説します。



ライフライン手続きに関するご入居者様の悩みとは?

引越しでは、転出・転入届や住所変更などに加えて、電気・ガス・水道・インターネットの利用開始手続きも進めなければなりません。

SUUMOが実施した引越しに関するアンケートでは、回答者500人のうち、「電気・水道・ガスの手続き」を面倒に感じた人が28%、「ネット回線の手続き」を面倒に感じた人が22%という結果が紹介されています。

このことからも、引越しに伴うライフラインの手続きを負担に感じる人が一定数いることが分かります。

ライフラインに関しては、特に次のような悩みが生じやすくなります。


  • 電気やガスの会社・料金プランの選び方がわからない
  • 自分の住む物件で利用できるインターネット回線がわからない


ここからは、それぞれ詳しく見ていきましょう。



参考:SUUMO『引っ越し手続きのやることチェックリスト!自動車まわりの手続きや独自調査結果も紹介

①電気やガスの会社・料金プランの選び方がわからない

電気や都市ガスの小売全面自由化により、現在では利用者が事業者や料金プランを選択できるようになっています。

選択肢が増えたことは利用者にとってメリットがある一方で、料金体系や契約条件などを比較し、自分に合ったサービスを判断する必要があります。

引越し前後の忙しい時期に複数のサービスを調べることを、負担に感じるご入居者様もいるでしょう。

また、不動産会社様や管理会社様には、物件設備や利用できるサービスなどに関する問い合わせが寄せられる場合もあります。

ご入居者様自身で判断することが難しい内容については、適切な窓口へ案内できる体制を整えておくことが大切です。



参考:資源エネルギー庁『エネルギー白書2025 ガスシステム改革及び熱供給システム改革の促進



②自分の物件で利用できるインターネット回線がわからない

新生活では、インターネット環境も重要な生活インフラの一つです。

しかし、利用できるインターネット回線は、建物の設備や配線方式、提供エリアなどによって異なります。

また、光回線だけでなく、ホームルーターやモバイル回線など複数の選択肢があるため、ご入居者様自身で自分に適したサービスを判断するのが難しい場合があります。

特に、次のような内容は確認が必要になりやすいポイントです。


  • この物件ではどのインターネット回線が利用できるのか
  • 開通工事が必要なのか
  • 入居日からインターネットを利用できるのか
  • 現在利用している回線をそのまま使えるのか


こうした内容をご入居者様ごとに確認して対応すると、不動産会社様側の業務負担も大きくなります。



ライフライン取次サービスとは?

ライフライン取次サービスとは、電気・ガス・水道・インターネットなど、新生活に必要なライフラインの案内や手続きをサポートするサービスです。

提供内容は取次会社によって異なりますが、一般的には、不動産会社様からご紹介いただいたご入居者様へ取次会社が連絡し、必要なライフラインを確認したうえで、サービスの案内や手配を行います。



ライフライン取次サービスの一般的な流れ

一般的には、次のような流れで利用します。


  1. 不動産会社様からご入居者様へ、ライフライン取次サービスについて案内する
  2. ご入居者様の同意を確認したうえで、必要な情報を取次会社へ連携する
  3. 取次会社からご入居者様へ連絡する
  4. 必要なライフラインを確認し、サービスや手続きについて案内する
  5. 利用を希望するサービスの申し込み・手配を進める


取次会社によってサービス内容や対応範囲は異なるため、導入前に対応しているライフラインやエリア、案内方法などを確認しておくことが重要です。



ライフライン取次サービスを導入する4つのメリット

ライフライン取次サービスを導入することで、不動産会社様はご入居者様へのライフライン案内を効率化しながら、入居時のサポート体制を整えやすくなります。

主なメリットは、次の4つです。


  • ライフラインの案内窓口をまとめられる
  • ご入居者様へのサポートを充実させられる
  • ライフライン案内にかかる業務負担を軽減できる
  • 付帯収益につながる場合がある


①ライフラインの案内窓口をまとめられる

電気・ガス・水道・インターネットなどを不動産会社様が個別に案内する場合、それぞれのサービス内容や対応状況を確認しながら、ご入居者様へ案内する必要があります。

ライフライン取次サービスを利用すれば、複数のライフラインに関する案内を一つの窓口にまとめられるため、不動産会社様側の案内体制をシンプルにできます。

担当者ごとに案内方法が異なる状況も減らしやすく、社内での案内フローを整えることにもつながります。



②ご入居者様へのサポートを充実させられる

引越しの際、ご入居者様は物件の契約や住所変更などと並行して、電気・ガス・水道・インターネットの手続きを進める必要があります。

ライフライン取次サービスを活用すれば、ご入居者様が自分で各事業者を探したり、利用できるサービスを確認したりする手間を減らせます。

ライフラインの手続きをスムーズに進められる環境を整えることで、不動産会社様にとっても、ご入居者様への入居時サポートを充実させることにつながります。



③ライフライン案内にかかる業務負担を軽減できる

引越しが増える時期には、ライフラインに関する確認や問い合わせも増えやすく、不動産会社様の担当者に負担が集中する場合があります。

ライフライン取次サービスへ案内や手配を任せることで、ご入居者様へのライフライン案内にかかる確認・対応業務を減らしやすくなります。

その結果、契約業務や物件案内、入居対応など、不動産会社様が本来注力したい業務に時間を使いやすくなります。



④付帯収益につながる場合がある

ライフライン取次サービスによっては、ご入居者様へのサービス紹介や成約に応じて、紹介手数料などを受け取れる場合があります。

そのため、ご入居者様へのライフライン案内を行いながら、新たな付帯収益につながる可能性があります。

ただし、収益の仕組みや条件は取次会社によって異なるため、導入前に報酬体系や対象となるサービスなどを確認しておくことが大切です。



ライフライン取次サービスを導入する際の4つの注意点

ライフライン取次サービスにはメリットがある一方で、どの会社に依頼しても同じサービスを受けられるわけではありません。

導入後のトラブルを防ぐためにも、次の4点を確認しておきましょう。


  • 提案されるサービスやプランに偏りがないか
  • 取次会社の対応品質に問題がないか
  • 自社の物件エリアや設備に対応できるか
  • 個人情報の取り扱いやご入居者様への説明体制が整っているか


①提案されるサービスやプランに偏りがないか

取次会社によって、取り扱っている電力会社・ガス会社・インターネット回線などは異なります。

そのため、紹介できるサービスの選択肢が限られている場合、ご入居者様にとって必ずしも適したプランを案内できるとは限りません。

料金だけでなく、契約期間や解約条件、利用環境なども含めて、利用者に分かりやすく説明している取次会社を選ぶことが重要です。



②取次会社の対応品質に問題がないか

ライフライン取次サービスは、不動産会社様に代わってご入居者様へ連絡するため、取次会社の対応品質が不動産会社様への印象にも影響する可能性があります。

電話対応の丁寧さだけでなく、次のような点も確認しておきましょう。


  • 無理な案内を行っていないか
  • サービス内容を分かりやすく説明しているか
  • 物件設備について適切に確認しているか
  • 問い合わせ時のサポート体制が整っているか


③自社の物件エリアや設備に対応できるか

ライフラインは、地域や物件設備によって利用できるサービスが異なります。

特にガスやインターネットは、エリアや設備状況によって案内できる内容が変わる場合があります。

取次会社を選ぶ際には、自社が管理・仲介する物件のエリアに対応しているかだけでなく、物件ごとの設備条件まで確認して案内できる体制があるかを確認しましょう。



④個人情報の取り扱いやご入居者様への説明体制を確認する

ライフライン取次サービスを利用する際は、ご入居者様の氏名や電話番号、入居先住所などの情報を取次会社へ連携する場合があります。

そのため、どのような目的で情報を利用するのかをご入居者様へ分かりやすく説明し、適切な手順で情報を取り扱うことが重要です。

取次会社側の個人情報管理体制についても、導入前に確認しておきましょう。



ライフライン取次サービスの導入が向いている不動産会社とは?

ライフライン取次サービスは、すべての不動産会社様が必ず導入しなければならないサービスではありません。

一方で、次のような特徴に当てはまる不動産会社様は、ライフライン取次サービスの導入を検討しやすいと考えられます。


  • 管理・仲介する物件数が多い
  • 複数の店舗やエリアで物件を取り扱っている
  • 新人スタッフを含め、複数の担当者がご入居者様への案内を行っている
  • 外国人のご入居者様や単身入居者様への対応が多い
  • ライフライン案内を活用した新たな付帯収益源を検討している


特に、複数の担当者がライフライン案内を行っている不動産会社様では、取次サービスを活用することで、担当者ごとの案内内容のばらつきを抑えながら、ご入居者様への案内体制を整えやすくなります。

また、外国人のご入居者様への対応が多い場合や、新たな付帯収益源を検討している場合なども、自社の課題や目的に合ったサービス内容かどうかを確認したうえで、導入を検討するとよいでしょう。



ライフライン取次サービスならレプリスへ

レプリスでは、こうしたライフライン案内に関する業務負担を軽減できるよう、インターネット・電気・ガス・水道など、新生活に必要なライフラインに関する手続きや手配をまとめてサポートしています。

ご入居者様へのライフライン案内を一つの窓口にまとめられるため、不動産会社様が各事業者のサービス内容や対応状況を個別に確認する手間を減らせます。



さらに、レプリスでは、外国人のご入居者様にも対応できるよう、8言語でのライフライン案内に対応しています。

外国語での案内が必要なご入居者様にもライフラインの手続きをサポートできるため、不動産会社様側で外国語対応を行う負担の軽減にもつながります。

レプリスのサービスは、全国8,000店舗以上の不動産会社様で活用されています。



ライフライン案内の業務負担を減らしながら、ご入居者様へのサポート体制を充実させたいとお考えの不動産会社様は、レプリスのライフライン取次サービスをご検討ください。



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